惜しむ春
告別式から一夜が明けた。故人は小生の作品をこよなく愛してくれた。それで今年最後の桜を撮りに出かける。桜は有名な桜ほど美しい、小生は見慣れた桜の風景を求めて散策することを大切にしている。普段の生活の中の桜を探しが目的。昼の食事をコンビニで調達した隣で都会の川に咲く桜、散歩途中の犬たちを撮影。そして甲山大師へ、久しぶりの甲山。そして進路を北へ、三田・篠山・丹波を目指す。豊岡へ行きたかったが近くで結構な被写体を見つけたので丹波市までと決めた。明治に作られた日本最古のレンガ造りのトンネルも見つけて山の中腹まで徒歩にて散策。あちこちで桜が散るのが目撃された。それで水面に浮かぶ花びらがなかなかの風情を醸す。花筏はあちこちで目にした、これもなかなか作品にはしづらいが見るだけでも楽しいものである。丹波市では雨が降ってきたので帰路に就く、篠山市まで戻ったら太陽が顔を出し、再度撮影に入る。夕方の太陽の光をもらって最後の桜の撮影を楽しむ。