友帰郷す
サラリーマン時代に社内研修「宮田ゼミ」を18年間退社するまで続けることができた。 卒業生は約150名強、今も日本のどこかで仕事を前向きにやってくれていると確信している。 そのゼミ卒業生の一人が東京から地元へ赴任してきた。 神戸で夕食を一緒することになった。 待ち合わせは18:30、当然その前には撮影時間を確保。 阪神御影駅にて下車、夏に娘と「かき氷」を食べた時にその景色の良いことを覚えていた。 駅の周りをまずは一周、そんなに旧い感じはしないが、ローカル色は色濃い。 電気工事をしている人とお話、この駅の下には「澤乃井」という湧水があると教えてくれた。 市場の中にはその祠もあるというので行ってみたが結局見当たらずに断念。 市場の中は定休日の関係でシャッター通りになっていて、写真を撮るにはラッキーであった。 氷やに立ち寄り「アイスモナカ」を食べていると同年配の方が飛び込んできた。 息がとても荒い、付近をウオーキングしてきたという尼崎の男性。 付近の良いところを教えてもらって、店を出る。 最初は菊正宗酒造本社、記念館はここから徒歩15分。 逆方向にはなるがともあれそちらへ向かうと「白鶴酒造記念館」に出た。 いきなりガードマンから「ようこそ、記念館へ!」と声をかけられ思わず引き込まれてしまった。 大関酒造にいったことがあるので「まあ、利き酒くらいして帰ろうと」思って入った。 なんと記念館は臨場感溢れる企画で驚愕、写真OKなのでゆっくりと見学しながら撮影に勤しむ。 観光バスで中国人の団体が来たがすぐに追い越されてしまった。 ここでは利き酒2杯、「一杯に限り」と記載されていたのに気が付いたのは2杯目を飲み終わった時であった。 そして菊正宗酒造へ、ここでは時間限定で使う菰樽の手作りを見ることができるのだが、時間はとっくに終わっていた。 撮影するところが少なかったのですぐに利き酒コーナーへ。 辛口と新酒をいただく。 辛口はどうして作るのかと聞くと「発酵が進むほど糖分が抜けて辛口に」、でも行き過ぎると酒の風味は落ちるので、どこで止めるかは杜氏の腕だそうだ。 ここでも2杯の利き酒、ここではもう1杯も良かったようだ。 そして海岸線へ、六甲ライナーの駅下で海に出た。 ここからゆっくり西へ歩きながらの撮影。 最後は港に出た。 自動車の運搬船が停泊、自動車を船に積み込んでいた。 ドライバーは船から別の自動車で戻り、1台づつ船に入っていった。 阪神大石駅まで歩き、電車で神戸三宮駅へ、すこし時間があったので夕闇の三宮近辺を散策。 時間がことなるので別の街のように感じた。
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